




参考価格としてパーツショップとしても有名なドスパラ(税別)、パソコン工房(税別)、ツクモ(税込み)で調査しました。
目次
本格的にゲームを楽しむための自作PC構成

本格的にゲームを楽しむためのゲーミングPCのおすすめ構成は、
パーツ種類 | 商品・型番 | ドスパラ(税別) | パソコン工房(税別) | ツクモ(税込み) |
CPU | Ryzen 9 3900X (動作クロック:3.80GHz、コア数:12、スレッド数:24、TDP:105W) |
59,410円 | 59,800円 | 65,780円 |
CPUクーラー | CPU付属 | - | - | - |
マザーボード | ASUS TUF GAMING X570-PLUS | 17,255円 | CPUとセットで72,055円 | 18,980円 |
メモリ | G.SKILL F4-3600C19D-16GSXWB (容量:16GB(8GB×2)、規格:DDR4-3600、速度:PC4-28800) |
6,800円 | 6,980円 | 7,678円 |
グラフィックボード | 玄人志向 GG-RTX2070SP-E8GB/DF (チップ:NVIDIA GeForce RTX2070 SUPER、メモリ容量:8GB、補助電源:6ピン×1/8ピン×1) |
51,419円 | 50,980円 | 56,078円 |
ストレージ | GIGABYTE GP-ASM2NE6100TTTD (接続:M.2 2280(NVMe Gen4)、容量:1TB、最大書込速度:4400MB/s、最大読込速度:5000MB/s) |
21,980円 | 取り扱いなし | 取り扱いなし |
光学ドライブ | なし | - | - | - |
電源ユニット | Thermaltake PS-TPG-0850F1FAPJ-1 (統合出力:850W、認証:80PLUS PLATINUM、プラグインケーブル) |
13,980円 | 取り扱いなし | 15,378円 |
PCケース | ENERMAX ECA3360B-BT(U3) | 2,710円 | 取り扱いなし | 取り扱いなし |
OS | Windows10 Home 64bit 日本語 DVD(DSP) | 13,082円~ | 13,316円~ | 14,850円 |
最安値での合計金額は199,745円(税込)。
自作PCのメリットは個別にパーツが購入できることです。
だから今回比較したショップの中で最安値で購入すると、税込み約20万円で高性能なゲーミングPCが作れます。
高速ストレージやメモリを活かすために、チップセットはX570なのがポイント。
CPUとグラフィックボードは最高性能を求めずに、価格も安定してきたコスパの良いパーツ構成になっています。
最新ゲームだと4K画質ではヌルヌル動作が難しい可能性がありますが、Full HD画質なら余裕で楽しめるのがポイント。
更にGPUはリアルタイムレイトレーシングにも対応しているため、今後登場する対応ゲームが美麗な映像で楽しめます。
ゲーミングPCの選び方については以下のページにて詳しく説明しています。
ゲーミングPCの選び方、初心者が後悔しないためのポイント

気軽にゲームを楽しみたいカジュアルゲーマー向け構成

あなたが最高画質にこだわらず、軽めの設定でゲームを楽しみたい場合のおすすめ構成は、
パーツ種類 | 商品・型番 | ドスパラ(税別) | パソコン工房(税別) | ツクモ(税込み) |
CPU | AMD Ryzen 5 2600 (動作クロック:3.40GHz、コア数:6、スレッド数:12、TDP:65W) |
13,700円 | 13,980円 | 14,278円 |
CPUクーラー | CPU付属 | - | - | - |
マザーボード | ASUS TUF B450M-PLUS GAMING | 7,528円 | 7,528円 | 7,980円 |
メモリ | Corsair CMK8GX4M2A2666C16 (8GB(4GB×2)、規格:DDR4-2666、速度:PC4-21300) |
4,980円 | 4,709円 | 5,179円 |
グラフィックボード | ASUS PH-GTX1050TI-4G (チップ:NVIDIA GeForce GTX1050Ti、メモリ容量:4GB) |
12,000円 | 16,113円 | 13,200円 |
ストレージ | Western Digital WDS500G2B0A (容量:500GB、最大書込速度:530MB/s、最大読込速度:560MB/s) |
6,346円 | 6,591円 | 7,250円 |
光学ドライブ | なし | - | - | - |
電源ユニット | 玄人志向 KRPW-N600W/85+ (統合出力:600W、認証:80PLUS BRONZE) |
4,600円 | 4,600円 | 5,149円 |
PCケース | ThermaltakeVersa H17 | 2,650円 | 取り扱いなし | 2,915円 |
OS | Windows10 Home 64bit 日本語 DVD(DSP) | 13,082円~ | 13,316円~ | 14,850円 |
最安値での合計金額は69,982円(税込)。
CPUはコア数6、スレッド数12のRyzen 5 2600を選ぶことで、ゲームを楽しみながらも配信用に録画をしたりと他の作業も軽快にこなせるのがポイント。
グラフィックボードは世代が古いものの補助電源なしでも動き、3Dゲームについても対応できる性能です。
だから設定次第で最新ゲームへの対応も余裕なので、カジュアルゲーマーにおすすめのパーツ構成になっています。
他に必要な液晶ディスプレイなどを揃えても10万円以内に収まるため、これからPCゲームを始めたいあなたにピッタリです。
価格帯別の構成例については以下のページにて詳しく説明しています。
6つの予算別にゲーミングPCのパーツ構成を12例紹介

動画サイトやネットショッピング、ブラウザゲームを楽しむための構成

気軽に動画サイトやネットショッピングなどを楽しみたい場合の自作PCのパーツ構成は、
パーツ種類 | 商品・型番 | ドスパラ(税別) | パソコン工房(税別) | ツクモ(税込み) |
CPU | Pentium Gold G5400 (動作クロック:3.70GHz、コア数:2、スレッド数:4、TDP:58W) |
6,186円 | 6,774円 | 7,128円 |
CPUクーラー | CPU付属 | - | - | - |
マザーボード | ASUS PRIME H310M-A R2.0 | 6,260円 | 6,260円 | 取り扱いなし |
メモリ | Corsair CMK8GX4M2A2666C16 (8GB(4GB×2)、規格:DDR4-2666、速度:PC4-21300) |
4,980円 | 4,709円 | 5,179円 |
グラフィックボード | CPU内蔵 | - | - | - |
ストレージ | Western Digital WDS500G2B0A (容量:500GB、最大書込速度:530MB/s、最大読込速度:560MB/s) |
6,346円 | 6,591円 | 7,250円 |
光学ドライブ | なし | - | - | - |
電源ユニット | 玄人志向 KRPW-L5-500W/80+ (統合出力:500W、認証:80PLUS STANDARD) |
3,375円 | 3,350円 | 取り扱いなし |
PCケース | ThermaltakeVersa H17 | 2,650円 | 取り扱いなし | 2,915円 |
OS | Windows10 Home 64bit 日本語 DVD(DSP) | 13,082円~ | 13,316円~ | 14,850円 |
最安値での合計金額は46,869円(税込)。
ブラウザゲームやネットサーフィン、YouTubeやNetflixなどの動画を楽しむだけなら、5万円以下でパソコンの自作が出来ます。
HDMI端子搭載のマザーボードだから、リビングのテレビにも簡単に接続出来るのがポイント。
スマホやノートパソコンとは違って、動画を迫力ある大画面で満喫出来ます。
更にスティック型PCと違って安定して動くので、長時間の映画も余裕で楽しめるから安心です。
こういった目的だとノートパソコンやタブレットでも十分だと思うかも知れません。
だけど大画面やバッテリーを気にせずに済むなど、自作PCのメリットが活きるのがポイント。
富士通WEB MARTのESPRIMO WF2/D2は液晶一体型で画質や音響にもこだわったモデルです。
その為、動画を楽しむのにピッタリのパソコンのようだけど、CPUがオーバースペックでメモリーが少ないなどバランスが悪いのが問題。
値段も153,165円~と高額なのに液晶一体型だから画面サイズは27型ワイドまで。
だから上記おすすめ構成の自作PCをリビングのテレビに繋いだ方が、安くて大画面で楽しめるからおすすめです。

動画編集を快適にこなすための自作PC構成
配信用の動画はもちろん、子どもや仕事関係のイベント動画などを快適に編集するためのおすすめ構成は、
パーツ種類 | 商品・型番 | ドスパラ(税別) | パソコン工房(税別) | ツクモ(税込み) |
CPU | AMD Ryzen Threadripper 3970X (動作クロック:3.7GHz、コア数:32、スレッド数:64、TDP:280W) |
233,800円 | 233,800円 | 257,180円 |
CPUクーラー | Thermalright SilverArrow TR4 | 取り扱いなし | 10,379円 | 取り扱いなし |
マザーボード | ASUS PRIME TRX40-PRO | 54,728円 | 54,728円 | 60,800円 |
メモリ | G.SKILL F4-3200C16D-32GSXWB (容量:32GB(16GB×2)、規格:DDR4-3200、速度:PC4-25600)2セット分 |
14,164円×2 | 14,164円×2 | 取り扱いなし |
グラフィックボード | ASUS DUAL-RTX2070S-O8G-EVO (チップ:NVIDIA GeForce RTX2070 SUPER、メモリ容量:8GB、補助電源:6ピン×1/8ピン×1) |
57,846円 | 56,536円 | 75,878円 |
ストレージ | GIGABYTE GP-ASM2NE6100TTTD (接続:M.2 2280(NVMe Gen4)、容量:1TB、最大書込速度:4400MB/s、最大読込速度:5000MB/s) |
21,980円 | 取り扱いなし | 取り扱いなし |
追加ストレージ | Western Digital WD60EZAZ-RT(容量6TB) | 9,980円 | 9,980円 | 10,978円 |
光学ドライブ | LGエレクトロニクス BH14NS58BL BLK (BDXL&14倍速書込み対応) |
6,690円 | 取り扱いなし | 7,425円 |
電源ユニット | Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB PLATINUM 1050W (統合出力:1050W、認証:80PLUS PLATINUM、プラグイン対応) |
14,809円 | 取り扱いなし | 16,289円 |
PCケース | SCYTHE旋風 SCY-CFS3-BK | 5,293円 | 取り扱いなし | 5,259円 |
OS | Windows10 Home 64bit 日本語 DVD(DSP) | 13,082円~ | 13,316円~ | 14,850円 |
最安値での合計金額は500,598円(税込)。
動画編集はとにかくマシンパワーが必要になる為、どうしてもゲーミングPCよりも高価格になりますね。
今はスマホでもFull HD以上の高画質動画が簡単に撮影できる時代だから仕方がありません。
扱うデータ容量がそれだけ多くなるので、メインメモリーは多ければ多い方が快適になります。
ただしWindows10 Homeでも十分な機能があるため、動画編集だからと言ってProを選ぶ必要はありません。
DELLのハイスペックPCであるXPSタワー スペシャルエディション プラチナは、SSDやRTX2070 SUPER搭載と似たような機能なのに189,584円(税抜)とCPU単体の値段以下だからお得に見えるかも。
だけど肝心のCPUが8コア、8スレッドのインテル Core i7 9700Kと大幅に性能ダウン。
ゲームを楽しむなら満足出来ても、動画編集では32コア、64スレッドの本構成の方がストレスを感じずに済みます。
性能を求めるなら最新パーツが必要になりますが、BTOだとカスタマイズ可能になるまでに時間がかかることに。
だからパーツが入手できればすぐに対応できる自作PCがおすすめです。
ただし、実況配信などのストリーミング配信(ライブ配信)だけならば、DELLのように性能が低くても問題なし。
だけど後で動画にテロップを入れたりエフェクトなどの処理を行えば、1秒間分でも30コマの処理が必要に。
だからCPUはコア数とスレッド数が出来るだけ多いものを選ぶのがポイント。
更にエフェクト処理を短時間で終わらせるにはGPUの性能が必要になるため、グラフィックボードもある程度は高性能なものがおすすめです。


エクセルなど事務作業にピッタリの自作PC構成
自宅でも家計簿などにエクセルを使う場合もありますね。
他にも町内会やイベント関連のチラシを作らなければならない場合も。
そんな事務作業におすすめの構成は、
パーツ種類 | 商品・型番 | ドスパラ(税別) | パソコン工房(税別) | ツクモ(税込み) |
CPU | Intel Core i3 9100 (動作クロック:3.60GHz、コア数:4、スレッド数:4、TDP:65W) |
13,979円 | 13,420円 | 14,762円 |
CPUクーラー | CPU付属 | - | - | - |
マザーボード | Shuttle DH310V2(ベアボーン) | 24,055円 | 24,055円 | 26,950円 |
メモリ | Crucial CT4G4SFS824A (容量:4GB、規格:DDR4-2400、速度:PC4-19200 4GB)を2枚 |
1,982円×2 | 1,982円×2 | 2,288円×2 |
グラフィックボード | CPU内蔵 | - | - | - |
ストレージ | Western Digital WDS500G2B0A (容量:500GB、最大書込速度:530MB/s、最大読込速度:560MB/s) |
6,346円 | 6,591円 | 7,250円 |
光学ドライブ | なし | - | - | - |
電源ユニット | 付属 | - | - | - |
PCケース | 付属 | - | - | - |
OS | Windows10 Home 64bit 日本語 DVD(DSP) | 13,082円~ | 13,316円~ | 14,850円 |
最安値での合計金額は66,952円(税込)。
エクセルなどの事務仕事はノートPCでも出来ますが、画面が小さくて作業効率が上がらないことも。
だからVESAマウント付きで、液晶ディスプレイの裏側に取り付けることが出来るベアボーンを選んだのがポイント。
液晶ディスプレイの裏側スペースを使うから、大画面でも机の上を広く使えて作業効率が上がります。
自宅では高性能PCが必要な作業はやらないとしても、何があるか分からないから様々な場合に対応できる4コア、4スレッドのCore i3を選んでいるのもポイントです。
レノボにも同じようにVESAマウントが利用できる小型PCのMシリーズ Tinyがあります。
こちらは値段が41,800円~となっているものの、最低価格の内容はHDD500GBやメモリー4GBなどと不安な内容です。
このままだと事務作業でもストレスを感じる部分が多いので、CPUを4コア4スレッドのAMD Ryzen 3 PRO 3200GEに変更すると51,150円~ですがまだ安いのがポイント。
ストレージ容量は128GBになるもののM.2に変更されるので、快適性が大幅に向上するのも嬉しいですね。
カスタマイズすると多少は値段が高くなるものの、小型PCのようなニッチなタイプは大手のBTOがコスパが良いことが多くなります。
スケールメリットもあり専用のPCケースなどが用意できるため、汎用型のベアボーンよりも安く済むのがポイント。
自作PCの方が格安で高性能パソコンが作れる場合が多いものの、小型PCなど特殊なタイプはレノボなどの大手BTOメーカーの利用がおすすめです。



自作PCのメリットは自己満足以外にもある
自作PCはあなたの希望するパーツを組み合わせて作れるため、自己満足という点では大きなメリットがあります。
だけど性能的にはBTOなどでも対応できることが多いから、メリットがないと思っているかもしれませんね。
自作PCのメリットは、
・好きなパーツを選べる
・最新パーツが使える
・アップグレードがしやすい
・こだわった分、愛着が湧く
・コスパが良い
などがあります。
最新パーツが使えるのは自作PCの大きなメリットであり、BTOショップを利用してもすぐにはカスタマイズで選べないパーツも使えるのがポイント。
新しいパーツほど高性能になる傾向があるから、他との差をつけたいなら自作PCしかありません。
新製品が発売される度に、すぐにパーツ単位でアップグレードできるのもメリット。
全体的に買い換える必要が無ければ、格安で高性能に出来るからコスパが良くなります。
性能面だけでは無く、見た目に関してもあなたの好みのケースを使えるのがポイント。
メーカー製やBTOショップのケースとは違い、自作PCなら見た目や大きさでPCケースを選べるから愛着も湧きます。


自作PCのデメリットは初心者には難しい部分がある
自作PCはあなただけのオリジナルパソコンという満足感が得られますが、デメリットもあるから注意が必要です。
自作PCのデメリットになるのが、
・保証がパーツ単位
・組み立てに知識が必要
・トラブル時の対応が大変
・価格変動がある
・特殊なパソコンは作りにくい
などになります。
保証がパーツ単位になる為、パソコンの調子が悪くなった場合に何が原因なのかあなた自身で突き止めなければなりません。
壊れたパーツがどれなのか見つけないと、保証が受けられないのはデメリット。
組み立てにはある程度の知識が必要になりますし、静電気などで壊さないようにしなければなりません。
しかも動かなかった際にどれかのパーツが初期不良なのか、他の問題があるのかを見極める必要も。
知識が無いとトラブル時の対応が大変なので、面倒が嫌ならメーカー製やBTOの方が簡単に対応できて安心です。
パーツ単位でアップグレードすればコスパは良くなるものの、最初から格安で済むとは限りません。
パソコンパーツの値段は変動しやすく、出たばかりだと割高感が高いのがデメリット。
購入してから1週間程度で値下げされたなど、ちょっとしたタイミングの違いでお得感が無くなることも。
こなれたパーツを選んで自作すれば安く済むものの、最新パーツにこだわった自作PCだと割高になる可能性があるのもデメリットです。


